2022/12/30

たぶんコレクターの中では随分若い


私は現役で計算尺使用した年代ではない。私が小学校に入る前にHEMMIのDate-Codeの年は"Z" (=1975年) に達していたようだ。初めて手にしたのは小学生の頃で、父が持っていたポケット計算尺 (HEMMI No.32 アクリルレンズタイプ) だった。掛算、割算の方法はその時に教えてもらった。また、父の従兄からはHEMMI No.2662を譲り受けた。これにはさらに目盛りが沢山あって技術者っぽく、カッコいいアイテムというイメージを持ったのを覚えている。

長い間その2本は思い出の品としてしまい込んでいた。10年ほど前に思い出したように計算したくなり2022年現在でも販売されているCONCISEの円盤型計算尺No.300を買って弄ったりした。さらにここ数年、HEMMIやRelay (RICOH)、FUJI等の計算尺がメルカリやヤフオクその他でコレクションアイテムとして売買されているので眺めていると、昔いだいていた憧れのような思いとヴィンテージ感、黎明期~最盛期~斜陽期を60年で駆け抜けた儚さとノスタルジーが相まってついつい買い集めだし、遂に70本を超えてしまった。集めている内にコレクターとしての楽しみ「謎解き」が面白くなり始めたところだ。折角なのでブログに公開して記録することにした。以降、こんなテンプレートでまとめようかと。(*1)

器種
概要
タイトルこの尺の見どころなど
ブランドHEMMI, A.W.FABER など
型番No.XXX
ロゴJ.HENMI.TOKYO.JAPAN
サイズ10インチなど
スタイルPaul Rossさんに倣って:
Duplex, Open, //Closed||, ||Closed||, Closed, Circular など
システムMannheim, Rietz, Log-Log Duplex, Darmstadt, Electro, Telecom, Civil
製造時期1912年
製造国日本、ドイツ、アメリカなど
構造ブランド内の区別など
寸法
[mm]
長さ279.5
32.3
厚さ9.8
重量
[g]
総重量80
カーソル3
材質 本体Boxwood、竹、セルロイド、金属板など
カーソルフレーム:
ランナー:
板バネ:
ウィンドウ:

目盛り
表面A
[スライド]
D
裏面-
[スライド裏]
-
計・備考7尺
目盛線タイプ:Railway track
その他
目盛り
ゲージ
マーク
【A,B尺】
π=3.1416
M=1/π: A,B尺での連続計算でπを含む計算に使用。
【C,D尺】
C=√(4/π): C,D尺の直径からA,B尺に面積を計算。
C1=√(40/π): Cと同様だがA,B尺の2単位目 (10~100) に対応。
定規上 inch
下 inch
溝延長 inch
付属品 ケース
マニュアル
その他外箱、裏テーブルカードなど
備考 特許等日本 No.22129 竹材の組合せ合板計算尺 (1912/5/11) など
その他

*1脚注。もっといい方法ないかな。

太陽がいっぱい


ウニがいっぱい


モヒカンがいっぱい

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