私は現役で計算尺使用した年代ではない。私が小学校に入る前にHEMMIのDate-Codeの年は"Z" (=1975年) に達していたようだ。初めて手にしたのは小学生の頃で、父が持っていたポケット計算尺 (HEMMI No.32 アクリルレンズタイプ) だった。掛算、割算の方法はその時に教えてもらった。また、父の従兄からはHEMMI No.2662を譲り受けた。これにはさらに目盛りが沢山あって技術者っぽく、カッコいいアイテムというイメージを持ったのを覚えている。長い間その2本は思い出の品としてしまい込んでいた。10年ほど前に思い出したように計算したくなり2022年現在でも販売されているCONCISEの円盤型計算尺No.300を買って弄ったりした。さらにここ数年、HEMMIやRelay (RICOH)、FUJI等の計算尺がメルカリやヤフオクその他でコレクションアイテムとして売買されているので眺めていると、昔いだいていた憧れのような思いとヴィンテージ感、黎明期~最盛期~斜陽期を60年で駆け抜けた儚さとノスタルジーが相まってついつい買い集めだし、遂に70本を超えてしまった。集めている内にコレクターとしての楽しみ「謎解き」が面白くなり始めたところだ。折角なのでブログに公開して記録することにした。以降、こんなテンプレートでまとめようかと。(*1)
| 器種 概要 | タイトル | この尺の見どころなど |
| ブランド | HEMMI, A.W.FABER など | |
| 型番 | No.XXX | |
| ロゴ | J.HENMI.TOKYO.JAPAN | |
| サイズ | 10インチなど | |
| スタイル | Paul Rossさんに倣って: Duplex, Open, //Closed||, ||Closed||, Closed, Circular など | |
| システム | Mannheim, Rietz, Log-Log Duplex, Darmstadt, Electro, Telecom, Civil | |
| 製造時期 | 1912年 | |
| 製造国 | 日本、ドイツ、アメリカなど | |
| 構造 | ブランド内の区別など | |
| 寸法 [mm] | 長さ | 279.5 |
| 幅 | 32.3 | |
| 厚さ | 9.8 | |
| 重量 [g] | 総重量 | 80 |
| カーソル | 3 | |
| 材質 | 本体 | Boxwood、竹、セルロイド、金属板など |
| カーソル | フレーム: ランナー: 板バネ: ウィンドウ: | |
| 尺 目盛り | 表面 | A [スライド] D |
| 裏面 | - [スライド裏] - | |
| 計・備考 | 7尺 目盛線タイプ:Railway track | |
| その他 目盛り | ゲージ マーク | 【A,B尺】 π=3.1416 M=1/π: A,B尺での連続計算でπを含む計算に使用。 【C,D尺】 C=√(4/π): C,D尺の直径からA,B尺に面積を計算。 C1=√(40/π): Cと同様だがA,B尺の2単位目 (10~100) に対応。 |
| 定規 | 上 inch 下 inch 溝延長 inch | |
| 付属品 | ケース | |
| マニュアル | ||
| その他 | 外箱、裏テーブルカードなど | |
| 備考 | 特許等 | 日本 No.22129 竹材の組合せ合板計算尺 (1912/5/11) など |
| その他 |
| *1 | 脚注。もっといい方法ないかな。 |
| 太陽がいっぱい |
| ウニがいっぱい |
| モヒカンがいっぱい |
0 件のコメント:
コメントを投稿